となりの彼女
「…何っ」
「いや、仲いいんですねー」
「はぁ?・・・どこが仲いいように見える!?」
「神谷君ひどーい! ねぇー?」
「ひどいですよー!」
あぁ、なんなんだこのコンビ。
「まぁ、腐れ縁だしな…」
「あ、ちっちゃい頃から知ってるんですか?」
「ちっちゃいもなにも、生まれた時から家が隣同士だしねー、ずっと一緒に遊んでたよ」
と、口をもふもふ動かしながら山下が付け足す。
「なんでこんなやつとここまで一緒なんだ…」
「運命の赤い糸?」
「すごーい!」
「だまれ!」
俺は呆れてパソコンの方へ向かい直った。