となりの彼女
「今・・・付き合ってる子が煙草、ダメなんだよね」
へー・・・ってその為に?
「・・・え、それで?」
「うん、そうだけど。なにさ?悪い?」
「いや、別に悪かないけど・・・珍しいな」
驚いた・・・
こいつが女の為に自らのスタイルを変える、という事は珍しい、というか見た事がないかも知れない。
「俺もその気になれば頑張るんですぅ」
「すごいなー、人間その気になれば変われるもんなんだな」
「そこまでの事か?」
「いやーすごいすごい。というかお前付き合ってるって・・・遊びとかじゃ?」
「ないです」
「おー」
俺は思わずパチパチと手を叩く。
「お前な・・・」
「いや、めずらしいな、と思って」