◆~恋色模様~◆   .★*゚おれんじ模様゚*★.



「あー オレ目悪くてさー

だから睨んでるように見えんだよ」



「……なんか普通でつまんない」



「オレにギャグをやれと?」





橙がギャグ!?



想像してみる……けど………





「それは怖い」



「だろ?

じゃぁ答えが普通でよかったと思わねぇ?」



「確かに」



「ははっ 納得しやがった(笑)」





………ヤバイ。



顔赤いかも。




なんで橙の笑顔見て、あたしが顔真っ赤にしなきゃなんないのよっ!



でもそんな顔、いつもしてればいいのに。



そしたら、絶対もっと人寄ってくるのに。



あ、でもあたしだけの独り占めの笑顔ってのもいいか。



ってあたし何考えてるのよ!





「美桜」



「え?」



「顔赤くね?」





ずいっとあたしに顔を近づけてくる。



そんなことしたらますます顔赤くなるっつーの!





「いや、これはっ その!

ほら! 夕焼けが反射してね?」



「そっか。

じゃぁ早く日直の仕事終わらせねーと暗くなっちまうな」





あたしの適当な言い訳に納得して、また日誌を書き始める。



……助かった。



でも橙を見てるだけで、橙のこと考えてるだけでドキドキする………。



これは、驚いたんでもなんでも無くて……





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