◆~恋色模様~◆
.★*゚おれんじ模様゚*★.
◆ 夕日 ◆
やっと終わった~
と思ったらもう夕方じゃんっ!
早く帰んなきゃ暗くなるっつーの!
イライラしながら土手を歩いてると、ふと夕日が視界に入る。
あ、綺麗……。
オレンジで、橙の髪みたいな色。
………。
綺麗な夕日見れたし、よしとするか。
けど、イライラしてたのもホントだし?
「橙のっ バッカヤローッッ!!」
なんて夕日に向かって思いっきり叫ぶ。
「うん、スッキリ♪」
「そらそーだ」
ドキッ!
後ろからするこの声。
もしかして。
もしかしなくても……
恐る恐る後ろを振り返る。
だって普通このタイミングで出て来ないでしょ?(汗)
「だ、橙……」
「オレそんなに美桜に嫌われてたなんて知らなかったわ」
冷たい目の冷たい言葉に胸が痛くなる。