◆~恋色模様~◆   .★*゚おれんじ模様゚*★.

怒られた方がマシ。



そういうけど本当そう思う。



そんな、痛そうな悲しそうな顔した橙を見るくらいなら。



怒った橙を見た方がいい。



橙の表情を見て、罪悪感があたしの心いっぱいに広がってゆく。





「え、橙っ 待っ……」





歩き出した橙に伸ばしたあたしの手を、パシッとはたいて ついてくんな って顔をする。



女の子なら、ここで泣くのが普通かもね。



けどあたしはここで泣くような、少女マンガの主人公みたいな女じゃない。



再び前を向いて歩き出そうとした橙に後ろから抱きつく。





「なっ 美桜ッ!?」





あたしの行動に驚いて橙が声をあげる。





「別に橙を嫌ってるわけじゃないッ!

ただイライラしてたからストレス発散してただけでっ…

あたしは橙が好きだっ」





……………………。



…………………ん?



待てよ?



今あたし好きって言った!!???








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