◆~恋色模様~◆
.★*゚おれんじ模様゚*★.
「いや、あの、ちょ、ま、だ……」
テンパったあたしはなぜか、手を振りながら橙から離れる。
ぎゃーっ
わーっっっ
どーしよーっ
「それってオレのこと……?」
橙がめっちゃ不思議そうな顔してるーっ(汗)
でももう言っちゃったんだもん。
言うしかないよね?
「……うん。
あたし、橙のことが好きなんだ」
答えを聞くのが怖くて下を向いていたあたしは何かに包まれる。
近くで聞こえる早く脈打つ心臓の音。
首と腰に回っている大きな手。
あたしのすぐ上にある顔とオレンジの髪。
……だ…………い………?
「はぁー」
すぐ近くでつかれた溜め息にあたしの体はビクッとはねる。
それが橙に伝わったらしくて
「何ビビってんだよ」
って言われる。