さよならとその向こう側
あの時、もう夜中の12時を過ぎていたし、まして彩夏の部屋にいた。
普通なら綾さんからの着信は出るべきではなかったんだ。
寝ていたと言い訳をすれば済んだだろうから。
だけど、自分でもどうしてか分からないが、通話ボタンを押してしまっていた。
今考えれば、きっかけが欲しかったのかもしれない。
現状を変える為の。
普通なら綾さんからの着信は出るべきではなかったんだ。
寝ていたと言い訳をすれば済んだだろうから。
だけど、自分でもどうしてか分からないが、通話ボタンを押してしまっていた。
今考えれば、きっかけが欲しかったのかもしれない。
現状を変える為の。