さよならとその向こう側

――だんだん不安になる。


あれからなんの連絡も無い。

このままあのメールなんて無かった事になって、もう二度と実とやり直せない?

ただの、同じ大学で働く職員同士になるの?




考えて考えて、余り眠れない夜を過ごし、2ヶ月が経とうとしていた。


すっかり季節は変わり、コートが無くては外に出られない。


一人でいるには余りにも寂しい。



クリスマスが近づいていた。







< 140 / 403 >

この作品をシェア

pagetop