さよならとその向こう側
大学を出た後、目的地も無いままフラフラと街をさ迷った。




さっきから携帯が何度も鳴っているけど、実さんのはずがない。


だって実さんの携帯は見つからないもの。


……絶対に。





実さん以外の人からの連絡なんて必要無いと思ったから、無視し続けた。



< 222 / 403 >

この作品をシェア

pagetop