さよならとその向こう側
帰らないあなた〜綾〜
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高台に建つあなたのマンションからは、今日も綺麗な夜景が見渡せる。


大きな窓ガラスから見える夜景を眺めながら二人はワインを飲む。


『実さん、今日もお仕事お疲れ様でした。』

『綾さんこそ、毎日こんなに綺麗に掃除をして下さって、ありがとうございます。』


『とんでもない!私は主婦ですから。』





…私は神田綾。

つい先日、愛しの実さんと結婚した。

今、人生で一番幸せ。




そして毎日、実さんの帰りをこの部屋で待つ。


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