さよならとその向こう側
大学はいつ来ても賑やかで、若さで溢れている感じだった。


当時25歳の私にとって、さほど年齢の変わらないはずの大学生。


だけど、何故か羨ましく感じた。

楽しそうな学生達。


この時の私は、付き合っていた彼氏と別れたばかりだったからかもしれない。


仕事だけになってしまった自分の毎日に、嫌気がさしていたから。



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