さよならとその向こう側


「微妙だね…。」


「え?」


「だってさ、普通に考えたら綾が教授の娘だから安易に手が出せないって事なんだろうけど…。」


「…そっか。亜沙美すごいね。」

教授の娘だから…か。

そんな風には考えられなかった。


なんだか安心して、顔がほころんできた。



「だけど、……。」


「だけど?」


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