shui
3
「ねえ。」
白いワンピースは振り向いた。
「やっぱりこのホシは、キミが持っていて。」
指輪を持った手を突き出すと、僕の手に握らせた。
「キミとゆくときに、使うことにする。」
そう言うと、白いワンピースははにかんで、下を向いた。
僕は握らされた指輪を見下ろした。
視界の端で、何かが煌めいた。
「ホシ」
発したのは同時だった。
僕らは二人で、飛び立った。
白いワンピースは振り向いた。
「やっぱりこのホシは、キミが持っていて。」
指輪を持った手を突き出すと、僕の手に握らせた。
「キミとゆくときに、使うことにする。」
そう言うと、白いワンピースははにかんで、下を向いた。
僕は握らされた指輪を見下ろした。
視界の端で、何かが煌めいた。
「ホシ」
発したのは同時だった。
僕らは二人で、飛び立った。