俺ら3人。誰を選ぶわけ?


「なんだよ、あいつ。せっかく俺様がお出迎えしてあげたのに。」

「焼きもち?」

「ちッ・・ちげえよ!!」




    ――――――――――


ふぅ・・。

部屋の前まで来たはいいものの・・・。
なんて言おう・・・?

んもうッ!!ノックしちゃえ!!


コンコンッ!


「はーい・・・。」


・・・爽!?めっちゃ声低い!!

「わ・・私!入るね!」


爽はベッドに横になっていた。


「爽・・?あのッ、さっきは・・・」

「うるせぇ。出てけ。」

「え・・?」


怖ッ!!いつもあんなに優しいのに・・・


「だから、さっきは・・・」

「うるせえってッ!早く出てけ!」

「・・・・・ごめん。」


せっかくあやまろうとしたのに・・・。
しょうがなく部屋を出た。


「なにをあやまってたの?」

「ぅおわッ!!」


部屋を出たら、いきなり李音が待っていた。


「よかったら、下で話す?」

「ぅん・・・。」


やっぱ李音は優しいな。


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