恋するシステム
*
教室に戻ると……
なぜかミナがいた。
「あれ……ミナ、高木くん見に行ったんじゃないの?」
「見てるよ? ほら」
窓から外を指差される。
グラウンドじゃ、豆粒サイズの男子達がボールを追っかけ回していた。
その中に、高木くんもいる。
ウィー
ジー
カシャ。
うん。
望遠カメラで確認したけど、間違いない。
溜め息が出た。
「ミ~ナ~」
情けない親友の頭をぐしゃぐしゃにしてやる。
「うう」
と、ミナは泣き言をぼやいた。
「だって、ここから見るので精一杯だもん」
「はいはい、あー、やれやれ」
「うう……」
ほんとミナってば……
こんなんでそのうち告白なんて、できるのかな。
親友としてマジに心配だ。
教室に戻ると……
なぜかミナがいた。
「あれ……ミナ、高木くん見に行ったんじゃないの?」
「見てるよ? ほら」
窓から外を指差される。
グラウンドじゃ、豆粒サイズの男子達がボールを追っかけ回していた。
その中に、高木くんもいる。
ウィー
ジー
カシャ。
うん。
望遠カメラで確認したけど、間違いない。
溜め息が出た。
「ミ~ナ~」
情けない親友の頭をぐしゃぐしゃにしてやる。
「うう」
と、ミナは泣き言をぼやいた。
「だって、ここから見るので精一杯だもん」
「はいはい、あー、やれやれ」
「うう……」
ほんとミナってば……
こんなんでそのうち告白なんて、できるのかな。
親友としてマジに心配だ。