約束
「えっ……?」
「だって、おかしくない?みんなこんなに笑顔なのになんでこの写真は破かれなきゃいけなかったのかなってさ…。ま、このみの過去を俺が無理矢理首を突っ込むわけじゃないけど…」
「その写真、あたししか笑ってない。」
「は………?どういう意、味?」
信が悪いわけじゃないのに信の言葉にだんだん苛立ってくる自分が嫌い。
誰だっておかしいと思う。
信は悪くないの…
なのに、
「あたしだってわかんないよッ!!」
なんで怒鳴ったりなんかしたんだろう……。
「…このみ??」
はっと我に返ると慌てて
「…っごめんなさい。」
信に頭を下げた。
「いや、別にいいんだけど。。今のは俺が悪かったし…だから謝らなくていいよ。」
そう言って信は笑ってあたしの頭を優しく撫でた。