約束




「…ね?」


と可愛く首を傾げる信に


ドキンッと胸が鳴った。




「…信…。」


「あ〜もう、そんな顔すんなよ〜〜っ!襲っちゃうぞ〜!!」


そう言って信はあたしのお腹辺りを擽ると子供みたいに無邪気に笑った


「キャ〜擽ったぁい!」


「うるせ〜っ!我慢しろ〜!!」


「いやぁっ!」


あたしは無理矢理信の手を払いのけると信に仕返しをするために信を押し倒した。




「………えっ…」


固まる信に笑顔を向けて


「信に仕返し〜!!」


と信の脇腹を擽った、が


「ちょ、ちょっとや…やめろ!」


簡単に擽る手を掴まれてしまった。




「…ちょっと、何すんのよ!」


口を尖らせて信を睨むと信は、苦笑いで


「お前…俺が男だってこと忘れてね??」


そう…


あたしの目を捕えて言った。




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