約束
「………えっ?そんなこと最初っからわかってますけど?」
首を傾げて信を見下ろすと信は、
「お前…バカだ。」
呆れた顔でそう言った。
…バカ?
なんで!?
なんであたしがバカなの!???
「バカじゃないもんっ」
「いや、バカでしょ?しかも、俺まだ酒残ってるのに…。はぁー、もういいよ。」
信は両手をついて上半身を起き上がらせると右手に体重をかけて左手であたしの頬に触れた。
「…ちょ…し、ん?!」
「…あ。もしかして初めてとか…?」
ニヤつく信に顔を赤く染めるあたし。
「何がよっ///」
「あ。強がった。ククッ大丈夫だよ?優しくするから……」