約束
バタンッ
「あ。」
このみの家を出ると直ぐさま視界に入った
「どうも。」
このみの同居人。
俺は軽く頭を下げると彼の横を通り過ぎた。
すると彼は
「あのっ…」
と俺を呼び止めた。
「はぃ?」
俺は振り返ると首を少し傾げた。
「昨日……っ…//…あ。やっぱいいです。」
彼は少し頬を赤く染めるとそのまま顔を反らした。
なんとなく意味は分かる…
「ふっ大丈夫ですよ。あ、でも何にもしてないって言えば嘘になるかな?」
ボォンッ
と彼の顔は一瞬にして茹でダコ状態。
見ててウケるっ
「んじゃぁ、僕はこれで。」
俺は彼に背を向けると歩き出した。