約束
「…なぁ?人の話聞いてる?」
えっちゃんの言葉に我に返った。
もう、こんな気持ち忘れよ!!
今日は、あたしの誕生日だし…こんな気持ちのままで終わりにしたくない!!
「き、聞いてる!二人に勧められてメロンソーダ飲んで、好きになったの??」
自分の世界に入る直前にえっちゃんが言っていたことを無理矢理思い出すと、
苦笑いしながらそう言った。
けど、えっちゃんから返ってきたのは
「はぁー。」
大きなため息だった。
「もう、その話終わった。」
その言葉が胸に突き刺さった。
最悪だ……
一人で意味分かんない自分の気持ちに苛立って、えっちゃんの話を的もに聞かないで…
最低だあたし。