約束
疑惑
―数分たっても
えっちゃんは、帰って来なかった。
「遅い…」
あたしは、店内をぐるぐる見回しながらえっちゃんを待っていた。
どこまで行ったんだろ?
急に不安になるあたし。
もしかして……
逃げた?
って、んなわけないよね?
すると、
〜♪〜♪〜♪〜
今度は、あたしの携帯が鳴った。
あたしは、携帯を手に取りパープル色に光るサブディスプレイを見ると
そこには、
“遠田 ひな”
と表示されていた。
迷わず携帯を開いてあたしは、電話に出た。
「えっちゃん?」
《あ。このみ??》
ホッ
えっちゃんの声が聞けて少し安心した。