約束
「うわぁ〜ん!!」
結局泣かずに卒業式は、終わってしまった。
そして、あたしの制服を涙でびしゃびしゃにする友達の波賀広実。。
あたし、白鷺このみは呆れて無理矢理広実をあたしから離した。
「もう…っ!制服びしゃびしゃじゃんか!」
なんて今だ泣きやまない広実に言ってみた。
でも、案の定広実は泣きやまなくてまたあたしに抱きついた。
ガバッ
「きゃぁっ!!」
「このみ〜大好きだよぉ!!」
あたしも大好きだけど〜
制服が…。。
とかなんとか、心の中で呟いてると後ろに気配を感じた。
そして、
上から
「俺らはどうなんだよ。。」
と低い声がふってきた。
あたしと広実は、ゆっくり顔を上げた…