約束
嘘
「マジでごめん!!」
結局誕生日は、さくちゃんと過ごした。
そして、次の日。
えっちゃんに昨日のカフェに呼び出されて
あたしは、渋々えっちゃんに会いに行ったら
えっちゃんが、申し訳なさそうに謝ってきた。
「………。」
あたしは、わざと言葉を発せず目の前にある水を飲んだ。
「…やっぱ…許してくれないよな?」
「…えっちゃんは、彼女の誕生日よりも友達を優先した。なんか思わないの?」
えっちゃんに目を合わさずに冷たい態度で言った。
「思わないよね?だって…さくちゃんに祝ってもらってあぁ…俺はいいやみたいになってるもん。」
「………っ。」
「……謝ればいいんじゃダメなんだよ?」
ずっと下を向いているえっちゃんに顔を向けて目にいっぱい涙を溜めながらそう言った。