約束




さくちゃんは、今でもあたしの大切な友達。


けっして、あたし達は付き合ってはいない。


同居は…さくちゃんが同居しないか?ってあたしを気遣って言ってくれてその意見にあたしはただのっかったって話…


だから下心なんて


あたし達にはない。


って言っても…


多分だけど。。


でも、さくちゃんはそこらへんの軽い男じゃないなんて結構前から知ってるからそうしたわけで…


まぁ、とにかくないと信じたい。


「おい、ボーッとしてんなよ。」


さくちゃんの声に我に返った。


「えっあ!ご、ごめん!」

あたしは慌てて朝食をテーブルの上に置いた。


「また、玉子焼きかよ。いい加減飽きた。」


とかいいながら間食してくれるさくちゃんが好き。


「玉子焼きは、基本よ基本!!そんなこと言ってたらお弁当全部玉子焼きだけにするよ!」


「俺を殺す気かぁ?」


笑ってあたしに言葉を返してくれるさくちゃんはきっと玉子焼きだけのお弁当だって間食してくれるんだろうなぁ…




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