約束
初めての合コン
とかなんとか考えているうちに
あっという間にその時は訪れた。
約何年ぶりかのカラオケ屋のソファに腰を沈めるあたしと
「あたし、狙ってる人いるんですよぉ♪」と一人ノリノリ気分の陽空。
いや、
違うか…
ノリノリじゃないのはあたしだけか。
あたし達の他に陽空の友達と思われる女の人が二人。
そして、目の前に座る四人の男達。4人。
落ち着かないあたしにコソッと陽空が耳打ちする
「先輩、丁度一人足りなかったんですよ。」
にっこり笑みを溢しながら陽空はあたしにペコッとお辞儀した。
って、
あたしはただの埋め合わせですかぁ!?
「うざ。陽空なんて嫌いだ。」
いじけるあたしは大人失格だ。