約束
「あれぇ?よくよく見るとちょー美人だねぇ?」
最悪。。
なんで一番酔ってるヤツがあたしの隣なのよ!!
「ねー?名前なんていうの?」
ベタァと、あたしに寄り添う男は上目遣いであたしを見上げた。
うぅっ…
気持ち悪い…
「…し、白鷺ですけど?」
なるべく目を合わせないように少し顔を背けてそう言った。
「名字じゃなくてぇ!下の名前わ??」
「…このみです。白鷺このみ。。つか、離して!」
バシッと男の手をはらうと少し男との距離をおいた。
「このみちゃぁん!!」
ガバッ
ええ〜ッ!?
「ちょっ!ちょっと!!抱きつかないでよ!」
あたしは、男の腕の中で暴れながら男を睨んだ。
でも、男は酔ってるせいか全然聞こうとせずに
「このみちゃん!チューッしよっか?」
と、変なことを言いはじめた。
ありえない!!