約束
信は「ゲッ」と、眉を引き上げて正面を向いた。
「し〜んさぁん♪もぉ〜あたしをほっとくなんてぇひどいぃ!!」
黒いロングヘアーに黒い猫みたいなパッチリとした瞳。
ふわっとふくらんでる淡いピンク色の唇。
胸元がパックリ開いていて谷間がそこから顔を出していた。
そんな大胆なセクシー美女はベタベタと信に体をくっつけた。
「あのなぁ〜!俺、一番酔ってるヤツ嫌いなんだよ!!」
ブンブンと掴まれてる左腕を振り回す信だが、一行に女は離そうとはしない。
「…なんなんだよ!」
「ほへっ?しんさぁん?どーしたの??」
とろんとした目で信を見上げる彼女にあたしでさえも
ときめいてしまった。