約束




「どーしたもこーもねぇよ!お前な?いい加減離れねぇとお前、犯すぞ?」


信のバカッ


そんな鋭く睨んでも…


「ええ〜ならずーっとくっついてよっかなぁ♪」


逆効果だよ…


信は、真面目に怒ってるんだろうけど…


その台詞…


信に似合いすぎてかっこよすぎるんだよ。


「あ゛ーもう!!」


カラン


「ウーロンハイ、レモンサワー、ビールのお客様。お待たせいたしました。」


丁度良いタイミングで店員さんが現れ、自然と美女は信の腕を放した。


「ビールゎあーしの〜♪」

と、店員さんから半場無理矢理にビールを奪うとグビグビ飲み始めた。


「あ。レモンサワーは、俺でウーロンハイは彼女です。」


信が店員さんにそう言うと店員さんは、笑顔で信とあたしの前にそれぞれの飲み物が入ったコップを置いた。


「では。失礼しました。」

ニッコリ微笑んで店員さんは去って行った。




< 74 / 124 >

この作品をシェア

pagetop