約束
「…うぷっ…」
ヤバイ…
あたしってこんなに酒に弱かったんだ…。
う……ヤバイ…
「おい。大丈夫か?」
只今トイレの中でさっきまで上機嫌でお酒を飲んでいた自分を憎みながら蹲るあたしに
優しく声をかけてくれたのは信だった。
「…やばぁ…ぃ…死に…そ………うっ…」
次の瞬間…
「〇%℃¢★◎&◆△〜〜」
トイレのドアに鍵をかけるのを忘れてたことに気がついた。
でも、そんなことを考えてる暇はなくいつの間にか信に連れられてカラオケボックスの外にいた。
「大丈夫か?」
優しく微笑む信に胸が痛んだ。
…あたし何やってんだろ…
信にだらしない姿見られちゃったし…。
「はぁ……」
深くため息つくあたしに
「なんだよっ。」
とあたしに笑いかけた。