約束
俺は、入ってすぐ右にあった雑誌コーナーに立つとなんとなく雑誌を手に取りページを捲っていった。
―〜♪〜♪〜♪〜
暫くして、隣に気配を感じて顔を向けると
「あ。」
「あ…」
昨日、このみと一緒にいた…(確か信?)あの男の人が立っていた。
俺は、なんとなく広げた雑誌をパタンと閉じると彼に笑顔を向けた。
「奇遇ですね。」
突然、意味不明なことを言いだす俺にちょっと驚いた彼は一瞬目を見開くと
すぐに
「そうですね。」
笑顔で俺を見下ろした。
くそっ…
かっこいいくせに俺よりも身長高いし…
ホント、神様は不公平だっ。