幼なじみ〜first love〜
「朝、言いかけたんだけど…絢音をびっくりさせようと思って…」




蒼が、あたしの頬の涙を指で拭う。




「あら、おかえりなさい。絢音、蒼くん」




その時ちょうどママが、玄関から出てきた。




「ただいま。おばちゃん」




蒼がママに向かって、満面の笑顔を向ける。




「絢音ったら、そんなに嬉しいのね。泣いちゃって…まぁ」




ママ…?




「そうみたいっすよ…おばちゃん。今日からよろしくお願いします!」




「蒼くんたら…水臭いじゃない。小さい頃から一緒にいるから、私にとっては、息子同然よ。自由に使ってね?あっ!さっき蒼くんの荷物、部屋に運んでおいたわよ」




「あざーーっす!お世話になりまぁーす!」




は、はいっ!?…WHY?

話の展開が全く掴めないんですけど。
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