幼なじみ〜first love〜
蒼―side―
――…そう、うちの家庭事情で
俺は今日から、絢音の家で暮らすことになった。
それにしても…絢音のヤツ…
ちょ〜イヤがってたな!
さすがに俺…傷ついた。
「しかも、おかちめんこって…なんだよ」
俺の部屋のドアを叩く音と同時に絢音がひょこっと顔を出していた。
「…蒼?入るよ?」
「…もぉ入ってんじゃねぇか…俺が着替えてたらどぉすんだよ?」
「ご、ごめんっ」
絢音の頬が赤くなってる。
いまさら何で照れるんだよ?
いままでさんざん俺が着替えてるとこ見てきたくせに。
「…なんか用か?」
でも、いざ一緒に暮らすとなると、変に意識しちゃうな…。