幼なじみ〜first love〜
「そんなこと、絶対にないから…」




絢音の笑顔は

俺が守るって決めた




もう絶対に

泣かせたりしない…




「…なら安心や。俺もおまえと…友達でおりたいし」




「フッ…俺、遊也と友達になった覚えねぇけど?」




「うっざいなぁーおまえ」




「まぁ…おまえの瞬発力は認めてやるよ。おまえがサッカー部に入ったら、友達になってやってもいいぜ?」




俺は、遊也の手を引き、勢いよく遊也の体を起こした。




「嫌や。何でわざわざ頭ハゲさせなあかんねん…」




「はっ?俺はハゲてねぇよっ!」




ヘディングしすぎでハゲるっていいたいのか?




「わからんで?おっさんなったら、ハゲ散らかっとるかもしんないやんか…」




「サッカー、=ハゲの考えやめろ!」




「イケメンボーイも冗談通じるようなってきたやんか…行くで?」




遊也…やっぱコイツ嫌いだ。




「蒼〜っ!遊也〜っ!昼休み終わっちゃうよぉ〜!!」




絢音とケンの元へ、二人で駆けてゆく。




広く青い空の下で




俺たちは今日も


何かを抱えながら生きてる……――
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