幼なじみ〜first love〜
「絢音って…昔から知ってたけど、ホントばか…」




「ごめん…」




毎日違う味のドーナツ買って行ってたから、お店のメニュー全部制覇しちゃった。




「んで…何?あたしに話したいこと…あるって言ってたでしょ?」




「えっ……」




「聞いてあげる」




「美々ちゃん…っ!…うんっ」




…泣きそうになった。




「美々ちゃん…あたし前みたいに戻りたい。美々ちゃんとくだらないことで笑いたい…美々ちゃんがいない学校なんて行きたくない…」




「絢音…」




「あたしの親友でしょ……?美々ちゃんは…」




目に溢れた涙が、床にこぼれ落ちる…――。










「絢音さぁ…あたしと蒼くん、どっちが大切なの…?」
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