幼なじみ〜first love〜
「蒼…なんかマンガ貸して?」




蒼の背中に向かって話しかけた。




「勝手に持ってけよ…風呂入ってくる」




「うん…ありがと」




蒼は、あたしを部屋に残し、出て行った。




床に置かれた蒼の携帯………




蒼は友達って言うけど…最近コソコソよく電話してるし……




まさか…浮気!?




そんなぁ…まさかだよね?


首をブンブンと横に振り、思い直す。




あたしは、蒼の携帯を手に取った。




どぉしよ…気になる…携帯見ちゃおっかな……でも




「ダメダメっ…信じなきゃ。蒼に限ってそんなことナイナイ」




どんなことがあっても




蒼を信じなきゃ…ダメだよね…




あたしは、何もせずに蒼の携帯を床に置いた。
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