幼なじみ〜first love〜

愛してるって


何度も囁いた




愛しいって


何度も思った




夢のように幸せで

これは
夢なのかもしれない




幸せは

美しいから儚いのか

儚いから美しいのか




まるで花火のように




幸せは




散っていく……









16才、夏祭りの夜――




愛しすぎて




死ぬほどの幸せと

失う怖さを




知ってしまった




身体だけが大人になっても




あたしたち


まだ




何も出来ない子供のままだったね………







けれども時間は


誰にも止められない…―――。
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