幼なじみ〜first love〜
俺は、絢音の髪を洗い終え、身体も洗ってやろうと思ったら、恥ずかしいからと断られた。




絢音と結婚したら

楽しいだろうな……




今まで、結婚なんてまだまだ先のことで考えた事もなかったけど…いつか絢音とこんな日々を送れたら、幸せだなって…ふと思った。




髪をバスタオルで拭いている絢音を抱き上げて、ベッドまで歩いてく。




「ちょっ…蒼…」




俺たちは、そのままベッドの上に倒れこんだ。




「絢音…家に電話した?」




「うん、さっき…しといた。今日はミミちゃん家に泊まるって。蒼はケンちゃん家に泊まるらしいからって言っておいたよ?」




「思いっきり…嘘だってバレてるだろーな。大丈夫か、俺?おばさんに殺されね?」




「フフッ…バレてるだろぉね…殺しはしないと思うけど?」




ベッドの上で横になったまま見つめ合う。絢音の手が、俺の頬に触れた。




「何でだろうね…?何度キスしても…抱き合ってても…足りない。ずっと蒼に触れてたいって思う……」




「……俺も」




「蒼のこと…好きすぎて……どうしよーもない」




好きすぎて

愛しすぎて



自分が狂いそうになる



きっと好きな気持ちに限界なんかなくて




触れていたい


ずっと




愛しい…君に
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