幼なじみ〜first love〜
「絢音…顔あげろよ」




「だって……」




涙が落ちそうになる




ピシャッ…――!




「冷たっ…もぉ~何すんのよぉ…!?」




蒼がふざけて、あたしの顔にプールの水をかけた。




ピシャッ…ピシャッ……




「おまえなぁ…」




「フフッ…お返し~っ」




蒼と水をかけ合って、いつものように、笑いあって、ふざけて。




「蒼のバーカっ」




「うるせっ…チービっ」




服のままプールに入って、時間を忘れるほどに…――。








笑ってた




あたしも

蒼も




無邪気に

幼い頃のように




楽しくて

時間を忘れるくらい




はしゃいで笑ってた……―――
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