幼なじみ〜first love〜
学校へ行く道の途中で、沙羅が得意の鼻歌を歌っている。




沙羅の夢は、歌手になることらしく、鼻歌でもかなりうまい。




「それ…誰の歌?」




俺が聞くと、沙羅は鼻歌をやめ、立ち止まる。




「…スティービーワンダーの曲」




「なんとなく…聴いた事あると思った」




沙羅は微笑み、鼻歌を続けた。




沙羅の声は…何て言うか




優しい声…

まるで天使のような…




聴いているだけで癒される……――。
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