幼なじみ〜first love〜
「俺、沙羅の歌声…すげぇ好きだよ。さすが歌手目指してるだけあるなーって思う」
「……急に何を言うの?」
「おまえの歌声ってさ…なんか癒されんだよ…」
俺が微笑むと、沙羅は涙を必死に拭い俺を見つめた。
「…ほんとに?」
「だからさ…俺が落ち込んだ時は、歌ってくれよ…!それだけでも充分だよ…」
いつもの優しい笑顔に戻った沙羅。
「いつでも歌ってあげる…」
その透き通った優しい声で、俺に歌を歌ってくれ。
どんなに孤独でも
どんなに距離が離れていても
俺は誓った愛を
裏切ったりしない……
これから何があっても
――…絢音
俺はおまえを愛してるよ……―――。