幼なじみ〜first love〜
「……別れるしかないよ、あたしたち…」




“絢音…気持ちはわかるけど、親のせいで俺らが別れるなんて耐えらんねぇよ”




「あたしだって…最初はそう思った…。けど…」




だけど……




「あたしたち、兄妹かもしれないんだよぉ…!?」




“…はっ?おまえ…何言って…”




「パパが、おばさんからそう聞いたって…」




もしかして…それは知らなかった…?あたしなんてことを…




“俺が…絢音の父ちゃんの子…?”




蒼は、パパと蒼のお母さんの関係は知っていたけど、それ以上のことは何も知らなかったんだ。




「あたしたち…愛し合っちゃいけなかったんだよ……」




幼なじみとして出逢ったけど




あたしたち

血の繋がった




兄妹だったんだから……
< 479 / 1,010 >

この作品をシェア

pagetop