幼なじみ〜first love〜
俺は、床に散らばったガラスの破片を片付けた。




その間も母ちゃんは俺の顔を見向きもしない。ただ窓の外を眺めているだけだ。




薬が…うけつけなくなってるのか…?




でも飲まないと…




「母ちゃん、ご飯食べないとな?俺作ってくるから待ってて…」




話しかけても、母ちゃんは黙ったまま、俺の顔さえも見なかった。




バタン……ズズズッ…――


ドアを閉めたと同時に、俺はドア越しにもたれかかりながら崩れ落ちた。




母ちゃんの様子がおかしくなっていってる…




どうにか薬飲ませなきゃ…




そうだ…かかりつけの先生に相談しよう




このままじゃ不安だ………
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