幼なじみ〜first love〜
ドサッ……―――




「はぁ〜〜っ」




俺たちは手を繋いだまま、草の上に寝っころがった。




緑色の草が、ふかふかのじゅうたんみたいで気持ちよかった。




「どこまでも…空…」




絢音が呟く。




俺はゆっくりと目を閉じて、爽やかな風を感じていた。




「気持ちいい〜っ」




そう言って絢音は、俺の手をギュッと力強く握る。




「なぁ…絢音」




俺は目を閉じたまま、呟いた。




「…ん?」




「一年前にしたプロポーズ…覚えてるか?」




「覚えてるよ。蒼がアメリカ行ってから、いつもこの指輪を見てた…」




「今ここで、もう一度約束する…」




俺は絢音の方を向いて、横に寝たまま、絢音を抱きしめた…。




「…蒼…///」




絢音の左薬指に光る指輪。




俺は…絢音の左手にそっとキスをした…




「俺の…最初で最後の恋を…おまえに……」




「…蒼…あたし……泣いちゃう…」




誓うよ…神様




永遠に…愛しています




絢音を




絶対…幸せにすると




誓います…―――




「…俺の…最初で最後の恋を…絢音に捧げます……」




俺は…




絢音が好きです……―――




世界中でたった一人




死ぬほど




好きになった人です……




聞こえてますか…?




神様……―――
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