幼なじみ〜first love〜
――…2日目、夜。




俺たちは、ソファーに座りテレビを見ながら穏やかな時間を過ごしていた。




「蒼、ご飯とお風呂、先にどっちにする?」




「走り回って汗かいたし…風呂かなっ」




「そだね。先に入ってきていいよっ」




さらっと笑顔で言うな、おまえは。




「…つーか、一緒に入ればいいじゃん」




「えぇ〜っ?!」




一瞬で絢音の頬が真っ赤に染まる。




単純で可愛いなと思う。




「えぇ〜って…今までだって何度か一緒に入ったことあるだろーが」




「そぉだけど…」




「思いっきりイヤだって顔すんなよ…」




「恥ずかしいんだもん…///」




絢音は膝を抱え、指をもじもじさせた。




「何もしねーよっ」




「あたりまえでしょっ!!」




バカだな…




何もしないわけねぇじゃんか。
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