幼なじみ〜first love〜
おかゆと、りんごを小さく切って、俺は寝室に運んだ。




「絢音…?」




鍋と皿を、床に置いた。




「起きてるよ」




絢音が赤い顔をして、ニコッと笑った。




「眠れそうにないか…?おかゆ食べて、寝るしかないな。薬あればいいんだけど…」




「あたしのカバンに薬入ってる…」




「準備いいじゃん。それなら安心した…。じゃ…口開けろよ…」




「えっ…?」




「俺が食べさせてやるから…口開けろ」




「…自分で食べれるよぉ…///」




「熱あるんだから、おとなしく言うこと聞けって…ほらっ」




俺は、スプーンにフーフーと息を吹きかけて、絢音におかゆを食べさせた。
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