幼なじみ〜first love〜
絢音におかゆとりんごを食べさせ、薬を飲ませた。




「もう寝ろ。そばにいるから…」




ベッドに入り、絢音の隣に横になった。




「蒼に風邪うつっちゃうよ…?」




「うつせよ…その方が早く治るじゃん♪」




「…そんなの嫌ぁ」




「俺は、めったに風邪ひかねぇから平気だって」




「…フフッ…バカだから…?」




「おまえなぁ〜?」




「冗談だよ…っ」




「バーカ。おやすみ…」




俺は、絢音にキスをした。




「…うつっちゃったかもよ…//」




「…知らね…///」




小さな子供を寝かしつけるように、絢音のお腹をポン…ポン…っと優しく叩いた。




絢音は薬が効いてきたのか、すぐに眠りについた。




俺は、タオルで絢音の汗を拭き、額のタオルを何度か氷水で冷やし変えたりした。




しばらくして、ふと絢音が目を覚ました。




「蒼…」




「辛いか…?」




「ううん…少し眠れて、だいぶ楽になった…」




「どれ…?」




俺は、自分のおでこを絢音のおでこにくっつけた。




「…まだ…少し熱あるな」




「うん…」




絢音がそっと身体を起こす。




「どした…絢音…?」
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