幼なじみ〜first love〜
「俺が絢音のそばにおるやんか…」
あたしを抱き締める遊也の腕の力が強くなり、心も身体もギュッと苦しくなる…――
「…遊也……あたし……」
「アイツを好きなままでもええ…」
「そんなの…ダメだよ…」
遊也をこれ以上
傷つけられない
遊也…どうして?
あたしは遊也に
酷いこと
たくさんしてきたじゃない……
「俺が高校ん時に言うたこと覚えてるか?」
――…覚えてるよ
“ツラくなったら…いつでも俺んとこ来いや”
それが遊也の
愛で
“俺に待ってて欲しくないんなら…幸せになれや”
それが遊也の
優しさだった
「……うん…覚えてるよ……」
いつもその優しい心で、あたしを助けてくれたね…遊也……
「おまえが誰を好きでも…」
遊也は微笑んで、言葉を続ける…
「…絢音の泣き顔がブスでも…」
「…ひどぉ……」
あたしも遊也につられて、涙を流したまま微笑む。
「俺は、絢音が好きや……――」
遊也は、あたしの頬を伝う涙を指で拭った。
「泣きたいだけ泣けや…何度でも、涙拭いたるから……」
ありがと…
何回言っても
足りないよ……
でもね、
遊也の
その優しさが
あたしには
ツラいの……―――
あたしを抱き締める遊也の腕の力が強くなり、心も身体もギュッと苦しくなる…――
「…遊也……あたし……」
「アイツを好きなままでもええ…」
「そんなの…ダメだよ…」
遊也をこれ以上
傷つけられない
遊也…どうして?
あたしは遊也に
酷いこと
たくさんしてきたじゃない……
「俺が高校ん時に言うたこと覚えてるか?」
――…覚えてるよ
“ツラくなったら…いつでも俺んとこ来いや”
それが遊也の
愛で
“俺に待ってて欲しくないんなら…幸せになれや”
それが遊也の
優しさだった
「……うん…覚えてるよ……」
いつもその優しい心で、あたしを助けてくれたね…遊也……
「おまえが誰を好きでも…」
遊也は微笑んで、言葉を続ける…
「…絢音の泣き顔がブスでも…」
「…ひどぉ……」
あたしも遊也につられて、涙を流したまま微笑む。
「俺は、絢音が好きや……――」
遊也は、あたしの頬を伝う涙を指で拭った。
「泣きたいだけ泣けや…何度でも、涙拭いたるから……」
ありがと…
何回言っても
足りないよ……
でもね、
遊也の
その優しさが
あたしには
ツラいの……―――