幼なじみ〜first love〜
蒼―side―
―――……
旅行から帰宅し、アパートで、俺は、ソファーに座りくつろいでいた。
「蒼…今日の夕飯、何作ろっかぁ♪」
台所で沙羅が冷蔵庫の中を覗いている。
「…何でもいいよ。沙羅も休めば?疲れただろ?」
「沙羅は大丈夫。じゃぁ有り合わせで作っちゃうね…」
「ん………」
沙羅に言わなきゃならない
俺は絢音が好きだから
忘れられないから
俺はアイツがいないと
ダメだから
沙羅のそばにいられないと………
「なんか旅行色んなことあったけど、楽しかったよね…」
沙羅が台所で手際よく野菜を切りながら、俺に話しかける。
「皆で楽しくご飯食べたり、温泉入ったり…本当に楽しかった」
「……あぁ」
沙羅が嬉しそうに話すから、俺は軽い返事しかできなかった。
「でも本当に絢音ちゃん…無事でよかった…。二人とも帰って来ないから、すごく心配したんだよ?」
「………ごめん」
「ううん…無事だったからいいの」
沙羅は俺に笑顔を向けた。
「……なぁ…沙羅、話があるんだ」
どうしたって
沙羅を傷つけるんだ
素直に
ありのままの気持ちを
話そう……―――
旅行から帰宅し、アパートで、俺は、ソファーに座りくつろいでいた。
「蒼…今日の夕飯、何作ろっかぁ♪」
台所で沙羅が冷蔵庫の中を覗いている。
「…何でもいいよ。沙羅も休めば?疲れただろ?」
「沙羅は大丈夫。じゃぁ有り合わせで作っちゃうね…」
「ん………」
沙羅に言わなきゃならない
俺は絢音が好きだから
忘れられないから
俺はアイツがいないと
ダメだから
沙羅のそばにいられないと………
「なんか旅行色んなことあったけど、楽しかったよね…」
沙羅が台所で手際よく野菜を切りながら、俺に話しかける。
「皆で楽しくご飯食べたり、温泉入ったり…本当に楽しかった」
「……あぁ」
沙羅が嬉しそうに話すから、俺は軽い返事しかできなかった。
「でも本当に絢音ちゃん…無事でよかった…。二人とも帰って来ないから、すごく心配したんだよ?」
「………ごめん」
「ううん…無事だったからいいの」
沙羅は俺に笑顔を向けた。
「……なぁ…沙羅、話があるんだ」
どうしたって
沙羅を傷つけるんだ
素直に
ありのままの気持ちを
話そう……―――