truth love
――ガラガラッ

「ぁあっと、おはようございます」

担任の先生が入ってきた。
「ぁ、俺田中義治だから!よろしくなー」

適当な挨拶をして、教室に入ってきたのは、明るい茶色の髪の毛の若い先生だった。

「入学式、俺がみんなの名前呼ぶから、返事して立てよー」

頭をポリポリかきながら、教壇に立った。

「じゃ、自己紹介してもらうわ!はい、そっちから。」

指さされたのは私だった。皮肉にも私は出席番号1番。一番前の席だった。自分の名字を恨んだ。

「ほら、立てー」

ガタンッ

「ぇ、と…アタシ、大橋香矢です。」

席に座ろうとした。

「ぁあ?短いぞ!入りたい部活とか言え〜」

ぇ…最悪…

「バスケ部に入りたいと思ってます。よろしくお願いします。」
「まぢ?俺顧問だよ!よろしくな」
「はい…」

「じゃ!次!隣な」
「はい。」

優斗は立った。

「俺、浅田優斗です。部活はバスケ部入ります。よろしくお願いします」

席に座って、こっちを見て笑いかけてきた。

カッコいい…

ふと思ってしまった。
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