紅茶の夜に
狩る?

「あたしの何を狩るの?」

大体分かっていた。

だが、


信じたくなかった。


「あんたの…魂…」

あぁ…やっぱりか

あたし死んじゃうんだ。

聴いてしまえば後は楽なもんだ

目の前で冷たい笑顔を向けてくる死神はさっきよりも目尻を下げているように見えた…

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